テオドール・バッサー画伯


モンロー・コミュニティーカレッジのテオドール・バッサー画伯も思い出深い人である。1992年(平成2年)5月、防府市とモンロー市との文化交流の先鞭をきって、彼はモンローから数十点の自作の絵を持参し、はじめてモンロー動物絵画展が開催された。両市親善交流の先駆けであった。

バッサー画伯は大柄だが、気持ちの易しい人だった。私たちの家庭にホームステイしたときには、浴衣を着てくつろぎ、ミシガン州にいる野生の鹿や熊の話をしてくれた。初期のころは、ビーバーの皮は交易のために高価な貴重品であったそうである。いまでも、ミシガンにはたくさんの珍しい野鳥たちが飛び交っているという。ミシガン州の鳥はコマツグミである。

 

⇐三田尻女子高校(現誠英高校)で

 

 

三田尻女子高校で、絵やステンドグラスの描き方を教え、私たちと一緒に、茶道のお手前も味わった。その時お世話になった、吉野紀生先生やその他の先生方に心からお礼を申し上げたい。また、最初の頃、防府とモンロー市との文化交流に大変な協力をいただいた、末田堀越焼の田中洋三さんや窯元の安澤秀浩さんに感謝する次第である。

我が家で浴衣を着てくつろぐバッサー氏と節子、テル(母)

バッサー画伯の作品。