1992年

防府・モンロー国際交流市民の会(通称モンロークラブ)発足


1992年1月28日、シャンピアホテル(現アパホテル)にて、発会式が行われた。発会時の会員数は約300人だった。

 

設立総会で定款を決め、両市民の相互の教育、文化、経済等をはじめとする交流を目的とし、当座、高校生を中心とする語学研修プログラムを実施することにした。

モンロークラブ設立総会時のお祝いの花(南園節子作)

防府ユネスコ協会セミナーにて講演


1992年(平成4年)2月27日、市文化福祉会館にて防府ユネスコ協会主催のセミナーが行われた。この講演は文部省指定の国際理解のための活動に関するセミナーの一環であり、私は、モンロー市との親善交流体験を例にして、国際交流には交流の拠点づくりが大切だと話し、交流を進展させるには「対話と協調」そして「継続性」の3点が重要であることを強調した。

防府ロータリークラブ35周年記念式典挙行


5月10日、防府ロータリークラブ35周年記念式典が行われた。

 

モンロー・コミュニティーカレッジのテオドール・バッサー画伯が特別参加し、モンロー市、およびモンローロータリークラブの代表として、友好のメッセージを伝えたことは画期的な出来事だった。

 

記念事業として、高校生の語学研修事業を主体とした、防府市モンロー市間の親善交流と、それに付随する行事を実施、近代的な市民憩いの「あずまや」を防府駅の南口広場に寄贈した。

テオドール・バッサー画伯絵画展開催


クラブ35周年記念式典と同時に、5月7~10日、モンロー・コミュニティーカレッジのテオドール・バッサー画伯の《アメリカ・ミシガン州野生動物絵画展》がデザインプラザで開催された。

 

この絵画展には吉井市長をはじめ多数の市民が訪れた。

バッサー氏は、三田尻女子高校の生徒たちと、茶道体験。生徒たちに絵画やステンドグラスの技法を教えた。

 

絵画展と同時に、堀越焼の展示もおこなわれ、末田「春の壺祭り」で、モンロー陶工芸3人展も開催された。

 

防府モンロー両市の芸術作品が交換展示され、相互の文化理解を深めた。

防府市公式訪問団と第1回語学研修高校生がデルタ工業防府工場訪問


7月、防府市の公式使節訪問団と第1回語学研修の高校生たちがモンローへ出発する前に、防府市浜方にあるデルタ工業の工場を全員で訪問した。

 

デルタ工業は広島に本社があり、防府で部品工場を操業している。モンロー市にも工場があり、私たちの親善交流を積極的に支援してくれていた。防府市浜方のデルタ工業の工場内には、モンローコーナーが設けられ、両市の市民交流の際の写真がたくさん飾られていた。

 

 

そして、1992年8月、防府市の公式訪問団と第1回語学研修高校生がモンローへ出発した。