アル・カプチリ氏


アル・カプチリ氏は、サミエル・ミグナノ氏の後を受けて1992年(平成4年)にモンロー市長に就任した。その後、現在のマーク・ウォーレル新市長に引き継ぐまで約16年間、モンロー市長として、防府・モンロー両市姉妹都市交流を積極的に推進し、防府市にも三度来訪した。その間、私たちは、公私ともに親密な付き合いをさせていただき、こころから感謝している。

 

カプチリ氏はアメリカ大統領や上院議員になるようなタイプではないが、実直な市民政治家というタイプであろう。長い間、市民の訴えを熱心に聞き市長として真剣に取り組んだ。モンローには6人の市会議員がいるが、それぞれに立場や主義主張があり、市長の言う通りにはならない。市の職員は事務管理の専門家なので相談になりがたいことも多く、孤立無援の時もあったであろう。

 

しかし彼は、市長としての職務を懸命に果たした。私たちとゴルフをプレイ中、話しかけてきた市民への真剣な対応を忘れることができない。

 

カプチリ氏は、私たちに会うたびに「私の作るスパゲティの味はおいしいよ!」と自慢していた。いつの日か、彼が料理したスパゲティをいただく機会に恵まれることを期待したい。