1996年(平成8年)8月、防府市市制施行60周年を記念して、モンローからもダヴィッド・メレガンモンローロータリークラブ会長、マージ・クレブスMIFA会長、ダビッド・バグナル氏ほか9名が防府市を訪問し、8月25日の記念式典や国際交流フォーラムに参加した。
その時、バグナル氏が「防府市国際交流功労者」として表彰され、私にも、市制60周年にあたり、多年国際理解の増進に尽力し、国際交流の推進に寄与した功績により、防府市より表彰状が授与された。
1998年(平成10年)になって、モンロー市の友人たちから、私たち夫婦にぜひ、モンロー市を訪問してほしいとの要請があり、アメリカ・インディアナポリスで開催されたロータリー国際大会の帰途、6月18日に、シカゴ経由でモンロー市を訪問した。
公式宣言書授与式の様子↑
モンロー市よりいただいた「公式宣言書」
『日本、山口健、防府市と、アメリカ、ミシガン州、モンロー市は、相互に教育的、文化的、経済的な友好関係を発展させ、1993年8月19日(防府市側は5月29日)に姉妹都市提携に調印した。
モンロー市は、アル・カプチリ市長と6人の市議会議員の調印の元に、防府市国際交流団体連絡協議会の南園義一会長夫婦をモンロー市の公式なゲストとして承認し、モンロー市の国際友好名誉ゲストとして待遇する。
そして1998年6月19日を「南園夫婦の記念日」として宣言する。』
と書かれてあった。私たち夫婦にとって、大変光栄なことであった。
授賞式の後、私たち訪問団がモンロー飛行場のそばの後援に植樹した、提携調印の記念樹を再び訪れた。記念樹は5年の間に相当大きくなり、私たちの頭上をはるかに超えるまでになっていた。同行したたくさんのモンロー市の人たち、交換高校生のOBたち、多くの友人たちと記念写真を撮った。今後、子の記念樹は両市間の親善交流の発展とともに素晴らしく成長していくであろう。
午後、世界的に有名な数ソファー製造会社、れじー・ボーイ社の重役であったリチャード&ジーン・ミカ夫婦の自宅に招待された。
ミカさん夫婦の家には閑静な住宅地にあり、家は1828年に建てられた由緒ある建物で、モンロー市の歴史遺産として登録されている。
夜は、アル・カプチリ市長夫妻から、ミシガンで有名なレストランに招待された。モンロー市から車で1時間ほどのところにあるこのレストランは、160年くらいの古い歴史があり、店の名は「ハザウェイハウス」という。
カプチリ市長から、エリー湖畔の灯台の模型をプレゼントとしていただいた。ミシガン州の湖岸線の長さはアメリカ一であるため、州内に130以上の灯台があるそうだ。
1998年(平成10年)夏、防府市とモンロー市の姉妹都市提携5周年を記念して、提携調印日「5月29日」の両市の現状を写真に撮影して交換した、記念写真展が開かれた。
防府市では、青少年科学館(ソラール)に展示され、大勢の市民が訪れた。両市の写真には、それぞれの自然や人々の生活がありのままに移っていて、大変興味深い写真であった。
防府川は山下茂子さんを代表とする防府市写真作家数段、モンロー側は、モンローカメラクラブのみなさんの作品だった。
1999年(平成11年)4月8日、当時の高村正彦外務大臣から、国際文化交流功労者として招待された。
防府市からの出席者は、日韓親善協会会長の神徳通也夫妻、岩城満夫妻と村田博之氏、そして私たち夫婦であった。