1992年

防府使節団モンロー市訪問、防府市青少年語学研修事業開始


1992年(平成4年)8月、いよいよ、防府市と防府・モンロー国際交流市民の会が共催する、高校生語学研修事業が始まった。第1回なので、防府市から光井淑也防府市企画調整部長、南園義一モンロークラブ会長、そして、喜多村誠理事と会員の藤田健氏が同行した。

 

第1回の派遣高校生は、たくさんの志願者の中から、厳正な選抜試験の後、8名の高校生が選ばれた。生徒たちはモンロー市に3週間ホームステイして、アメリカの文化や語学を勉強し、友好を深めるプログラムであった。

モンローロータリ―クラブ再訪問


 8月4日、ホテル・ホリデーインで開催されるモンローロータリークラブの例会に出席し、友好親善のスピーチをした。昨年来、親しみが増して、クラブのメンバーがより一層温かく迎えてくれた。

 

例会場の正面には「歓迎:防府のともだち!」と書いた看板が掲げられていた。カプチリモンロー市長も歓迎のスピーチを述べた。

 

午後、アル・カプチリモンロー市長とともに、ダビッド・バグナル氏や訪問団のみんながゴルフを楽しんだ。 

 

朝食会で将来計画

8月5日、朝食をとりながら、将来の両市の親善交流計画について話し合った。

 

メンバーは、

ダビッド・バグナル氏、ティモシー・ベネットモンローロータリークラブ会長と私、ゲーリー・CバートMIFA会長、そして、光井企画調整部長、喜多村誠氏に、藤田均デルタUSA副社長、島崎信幸専務も参加した。

モンロー市街・高校生英語教室

この日から、高校生たちはそれぞれのホームステイの家庭に移り、8月25日までホームステイをした。最初の一週間は、当時のジーン・ミカMIFA会長の配慮もあって、講師のジェイ・ラップ氏に依頼して、英語の研修やアメリカの生活習慣になれるようにした。この1週間の英語教室は高校生たちにも大変好評であった。

アル・カプチリモンロー市長表敬訪問

8月6日午前、アル・カプチリモンロー市長を市庁舎に訪ねて挨拶をした。

市長は、みんなを大歓迎して、モンロー市庁舎だけでなく、市議会、消防署、警察にも案内して、詳しく説明をしてくれた。


防府商工会議所のメンバー・モンロー市親善訪問


1992年9月、防府商工会議所の議員団がモンロー市を自然訪問した。訪問団は常議員の宮田定氏、その他、荒川信雄氏佐藤国憲氏宇野田誠氏、そして、三田尻女子高の岸本浩次氏であった。

モンローから

松崎小学校とハリウッド小学校・親善人形交換


1992年10月、ダビッド・バグナルモンロー商工会議所会頭が再度防府市を訪れ、松崎小学校を訪問した。

松崎小学校では、そのとき、昭和2年にアメリカから日本に親善のために送られた12730体の青い目の人形の1つが発見され、アメリカの小学校との人形交換を通じて相互の親善交流を望んていた。

 

バグナル氏が尽力して、ハリウッド小学校から親善人形「ベティー・ハリウッドちゃん」を松崎小学校に贈ることになり、贈呈式が行われた。バグナル氏は新田小学校も訪問した。

翌翌年1994年2月、松崎小学校から、学校創立120周年の記念事業として、「松崎さくらちゃん」がハリウッド小学校に贈られた。さくらちゃんは、人形作家の貞弘亜木絵さんが作ったもので、衣装は松崎小学校の善本年恵教諭の制作である。

 

このように、親善人形を介しての、日本とアメリカの文化交流はとても大切なもので、私たちはしっかりと、この文化、教育の親善交流を継続していきたいものである。