防府ロータリークラブ35周年記念・モンロー親善訪問


1991~92年度(平成3~4年度)防府ロータリークラブは創始5周年の記念すべき年であった。クラブは35周年記念として、国際交流を特別事業とし、防府市とモンロー市との国際交流プログラムを推進することにした。当時、防府ロータリークラブ会長・南園義一、35周年実行委員長・松本英二氏であった。

具体的には、今まで関連の在った、防府市とモンロー市との間に、市民交流、特に、高校生の語学研修事業を行うことにし、まず、モンロー市とモンローロータリークラブへの親善訪問を企画した。

 

訪問団は、防府ロータリークラブ会長、南園義一・節子、ロータリークラブメンバーの鶴原延夫・美恵子夫婦山根節雄・政子夫婦、あすなろクラブの板村至、山下資両君インターアクトの高校生4人であった。

♪モンロー到着

1991年(平成3年)7月28日、モンロー訪問団は、防府ロータリークラブ市関係の人に見送られて防府駅を出発した。

 

大阪空港からロスアンゼルスを経由してデトロイト空港到着。飛行機が2~3時間延着したが、ダヴィッド・バグナルモンロー商工会議所会頭、ジョン・ミューラー国際ロータリー第6400地区ガバナー、ニール・バールハイム地区パストガバナー、そして、ジェフェリ・ワイヤマンモンローロータリークラブ会長たちやロータリークラブの人たちが、空港ロビーで私たちを出迎え、歓迎してくれた。

デトロイト空港から車で約1時間、モンロー市に到着。夜遅いにも関わらず、ホテル・ホリデーインのホールには大勢の人たちが集まり、歓迎のパーティーがあった。

 

 

パーティーでは、サミエル・ミグナノモンロー市長が歓迎の言葉を述べた後、私がモンロー初訪問のあいさつをして、防府市とモンロー市との末長い親善交流をお願いした。みんなは、初めてのふれあいで少しぎこちなかったが、次第に気持ちが交わり、和やかな雰囲気になった。

♪ミグナノモンロー市長公式訪問

翌日7月29日、サミエル・ミグナノモンロー市長を表敬訪問した。

 

訪問には、モンロー商工会議所会頭のダヴィッド・バグナル氏とモンローロータリークラブ会長エレクトのティモシー・ベネット氏が同伴した。

 

 私たちは、ミグナノモンロー市長吉井防府市長の親書を手渡して、これからの防府市とモンロー市の親善交流について話し合った。ミグナノ市長は自分が防府を訪れたこともあるので大変喜んで、私を市長の椅子に座らせて、私たちの訪問を心から歓迎してくれた。

バグナル氏が回答を務めるモンロー商工会議所は、視聴者前の道路を隔てて近くにあり、白いペン金売りの2階建ての建物であった。会議所内部をバグナル氏に案内してもらったが、きれいに整頓された部屋が並んでいた。

 

後日、この建物の2階で、高校生語学研修の英語教室が行われることになったが、これは、バグナル氏をはじめ関係の人たちの好意の賜物であった。

(モンロー商工会議所玄関⇒)

♪防府モンロー市高校生語学研修プログラムの相談

30日の朝、防府市とモンロー市の高校生語学研修事業のプログラムについて、バグナル氏やモンローロータリークラブの次年度役員たちと1~2時間話し合った。

 

モンロー側は1年おきの交換を希望したが、話し合いの結果、毎年夏、3週間の期間で約5名の高校生を交互に交流することに決定した。その後、この高校生語学留学研修事業は現在まで、約20年続いている(2010年時)

♪モンローロータリークラブ公式訪問

正午、モンローロータリークラブを公式訪問した。このクラブの会員数は、防府ロータリークラブと同じ65名くらい、例会場はホテル・ホリデーインだった。例会はバイキング方式の昼食で始まり、クラブのメンバーはそれぞれ自由に食事を済ませ、頃合いを見てジェフェリ・ワイヤマン会長が開会を宣言して例会は始まった。

 

例会では、ワイヤマン会長が私たちを紹介した後、訪問団を代表して私が挨拶をした。私は防府の自然や歴史、そして防府ロータリークラブの活動などを話し、今後の有効親善交流を希望した。

初めての公式のスピーチだったので多少緊張したが、ワイヤマン会長が傍でエスコートしてくれたので大変話しやすかった。私のあいさつが終わった時、出席者のみんなが盛大な拍手をし、次第に立ち上がってスタンディング・オベィションとなり大変感激した。

 

鶴原、山根両夫人と節子たちは別行動で、モンロー国際ソロプチミストのデブラ会長はじめ会員の皆さんとの親善昼食会に出席し、大変な歓迎を受けたと話していた。

モンローソロプチミストのみなさんと、山根、鶴原両夫人と節子(2列目;山根●鶴原●南園)

 

 

 

バグナル氏、ワイヤマン会長と最後のお別れパーティーで。

 

モンロー滞在中、「デルタUSA」には大変お世話になった。通訳を手伝ってくれて、家族同士が率直に話し合い、次第に相互の親睦が深くなり別れを惜しんだ。藤田均副社長、島崎信幸専務をはじめ、従業員や通訳のみなさんい心からお礼を申し上げたい。

♪モンロー市の風景